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映画『テニスの王子様』監修も務める白戸仁プロによるブログ。


白戸仁プロフィール
1958年10月19日生まれ。83年セイコースーパーテニス国内大会で優勝し本大会でJ・コナーズと対戦。86年ウインブルドンでは柳昌子選手と組みミックスダブルスでベスト16入りを果たす。86年、87年と全日本選手権ダブルス連覇を果たしている。
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片手バックハンド

ワールドカップ・ウインブルドンが終わりましたね!
ジダンの話は置いておいて、やっぱり盛り上がりましたね!
イタリアの優勝は24年ぶりで、その24年前は私はスイスのサーキットを廻っている時で、町中イタリアの国旗を持った人が車で走り回ってたのを思い出します。
その頃ワールドカップが開かれている事すら知らず、日本ではほとんどニュースにもなってなかったような気がします。
日本が少しずつ強くなってきたから、みんなが注目するようになって来たのですね。テニスも世界1の選手が日本から出てくればもっともっと盛んになっていくでしょうね!
ウィンブルドンですが、男女とも優勝者はなんとバックハンドが片手でしたね!
女子の決勝は両者とも片手バックハンドです。
今のプレーヤーの殆どは両手バックハンドで、割合からすればとても少ないと思われるのに、なぜに片手バックハンドが勝ったか考えて見ましょう。
私自身片手のバックハンドで私の時代は白石プロが両手で打っていたくらいで殆どが片手でした。
そこに、ボルグの登場!日本では、丸山薫プロ・松岡君・土橋君とその少しあとに出てきたのですが、両方の長所・短所を考えて見ましょう。
片手でやっていてとても苦労をしたことは、丸山プロ・土橋君のようにパッシングショットでアングルがなかなか上手に打てなかったこと、同じくトップスピンロブが打てなかったことです。スウェーデンのケント・カールソンのトップスピンロブは抜かれた時に、サービスラインの内側に落ちたことがあってとても驚いたことがあったくらいでした。
ボレーに出ていて、とても早いトップスピンロブを打たれ抜かれたと思ったボールが自分のすぐ後ろに落ちたんですよ。
信じられなくてへこんだことを思い出します。
ただ両手の選手で平均して言えることは皆余りスライスそしてボレーがあまり上手くなかったことです。誰とは言いませんが冷や汗
片手のほうがもちろんリーチは広くて良いこともありますが、私は両手のバックが打てればなーといつも思っていました。その頃の私のプレースタイルは相手のバックハンドを狙って前に出てボレーで決めるパターンが多くて、両手の選手相手にはなかなか成功しなくなっていたからです。
ウィンブルドンのようにボールのバウンドが低く特に早いサーブがワイドに入ってきた時とか正面気味にきた時などスライスが上手な選手が相手の足元に上手に返すことが出来、芝ではそのショットがとても有効なのです。
シャラポアモレスモのスライスの足元に返されるボールのボレーでの処理をどれだけミスっていたことか。
フェデラーのように片手で自由自在に打てる選手は本当にあまりいないと思うくらいで、スライスもトップスピンもフラットも本当に上手ですね。
彼の芝でのプレーは本当に過去の偉大なプレーヤーと比較しても私は最強だと思っています。
そのフェデラーにあれだけの試合が出来るナダルも化け物ですね。
うちのアカデミーの生徒でも片手のバックハンドを打ちたいジュニアが何人かいますが、私としても教え方に苦労します。ただ本人が打ちたくない打ち方を無理やりさせるのもよくないとも思いますしね。これからももっと研究しなくてはですね。
ところで私の生徒さんが私からのレッスンの過程をブログで紹介するようにブログを立ち上げました。
上手にならないと皆にばれてしまいますし、少しプレッシャーがかかりますが、皆さんの参考にもなるかもしれないので、お時間がある方は覗いてみてくださいね。
さすがに今日は寝不足なのでそろそろ寝ますね!
皆さんも同じ状況なんじゃないかと思います。
皆さんもよく寝てくださいね!
それから暑くて大変だと思いますが、練習・レッスンお互いに頑張りましょう!
投稿者 白戸仁 01:36 | コメント(1)| トラックバック(0)
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コメント
白戸プロ始めまして。
私も片手バックハンドプレーヤーなので、今回のウィンブルドンは興味深く見てました。
スライスでうまく時間を作るプレーが印象に残りました。
しかし、芝でもあれだけの精度でバックハンドのパッシングを
決めれるフェデラーは凄いですね。

そういえば、柳昌子プロは日本女子選手には珍しく片手バックハンドでしたよね。
投稿者 しんころ 2006/07/12 11:26
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